外壁塗装 施行手順

外壁塗装の施行手順

 

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一括見積もりや契約の前に、基本的な施工手順について知っておくことは、施主側にとってとても大切なことです。
家主でありながら、これから行われる塗り替え工事の細かい作業工程、そしてその作業がなんのために行われていて、家にとってどんなに大切なことなのかを知ることは有益ですし、施工される前に、これからどんなことが行われるのかを知っておくのと知らないのとでは、心構えが違ってきます。
また、打ち合わせで、業者さんの説明をまったく理解できないのと、多少なりとも理解できるのとでは、大きな違いがあると思います。

 

なぜなら、複数の見積もりを比較・検討するときには、施行手順毎に項目チェックできますし、実際に外壁塗装工事を始めてからは、作業の進み具合が順調か遅れているのか、ということが判断できる基準を知ることにもなるからです。

 

塗り替え施工の手順

まず、業者さんは、工事着手前に周辺の挨拶まわりをします。
工事期間中は、作業員の出入りがありますし、いくら注意していても多少の騒音が発生することもありますから、予想される迷惑などについて、ご近所に対して事前説明をするわけです。
こういった近隣への配慮がきちんとなされているかどうか、という点は、良い業者を見分けるポイントになります。

 

1日目 足場組立て

外壁塗装工事では、高い壁あるいは屋根を塗装することになるので、作業をするための足場の建設から始まります。
鋼材を利用して足場を組むので、カン・カン・カンという音が気になるかもしれません。
どんなに腕がよい職人さんでも、作業する足元が不安定な状態ではその腕を発揮できませんし、なにより安全・確実な作業を行うためには絶対に欠かせない工程です。。
そして、足場が組み上がると、落下防止のため、かつ外周に水や塗料が飛び散らないように、養生ネット(防護ネット)を張ります。

 

2日目 壁・屋根の洗浄

足場が組み上がると、これから塗装する外壁面や屋根面を高圧洗浄していきます。
塗装面にコケやカビ、汚れなどが残ったままの状態で塗装することはふくれや剥がれの原因になります。
ここで手抜きが行われると、せっかく塗り直した外壁塗装が早々に剥がれてしまう、などのトラブルに発展しかねません。
なので、塗装前の洗浄は重要な工程なのです。

 

3日目 養生、下準備

自宅はもちろん近隣の家屋や車、植木などに塗料が付着することのないように、塗装前には外まわりに養生を施します

 

次はいよいよ塗装の下準備ですが、まずはじめに戸袋、、雨戸、破風、鼻隠し、樋持ちなどの鉄部にサビ止めを塗ります。
サビ止めは、仕上げの塗料を塗ってしまえば、見えなくなるものですが、ここでしっかり作業することが家を長持ちさせるポイントでもあるのです。

 

続いて、下地調整が行われます。
外壁のひび割れやふくれ、剥がれなどの処理や、サイディングボードなど外装材の目地部分(部材と部材の間の隙間・継ぎ目)の補修といった作業です。
高圧洗浄と同様に、下地調整も後々効いてくる大切な作業です

 

4日目 塗装その1

塗装工事はまず、軒天から塗りはじめます。
通常、軒天部分には、防藻、防カビ、防水機能がそなわった通気性のある塗料を塗ることが多いようです。

 

次は、下塗り作業です。
下塗りとは、上塗り塗料がしっかりと定着するように、かつ壁面そのものの強度を上げるためにシーラーとかプライマーと呼ばれる下塗り専用の材料を塗布する作業です。

 

使用される下塗り材は、外装材によってその種類を替えるそうです。
サイディングボードの場合は、太陽熱などによって膨れることを防ぐため、ボードの奥まで浸み込む浸透型の材料、モルタル壁では、細かなひび割れを埋めたり、上塗り用の塗料の吸い込みを防ぐ効果を期待して厚膜の材料を使うそうです。

 

ちなみに我が家の外壁は、サイディング面+モルタル面なので、両方の下地処理が行われました。
下地調整が終わって、透明、あるいは白っぽい色を塗り始めていたら、下塗りがスタートしたということです。

 

5日目 塗装その2

下塗りが済むと、中塗り作業へと進んでいきます。
ここから、いよいよ本番用の塗料(選んだ色)が塗られていきます。

 

一般的には、外壁塗装は下・中・上の合計3回塗ることが主流となっています。(が、個別の事情によってはこの回数は左右することもあるかもしれません)。
基本的に下塗りはシーラー(プライマー)、中塗り・上塗りは仕上げ用の塗料を使うことが前提です。
これは、どこの業者さんでも変わらないそうです。

 

6日目 塗装その3

次は上塗り作業、つまり仕上げ塗りです。
言うまでもなく、仕上げ塗りは見た目と耐久性を左右する重要な作業です。
仕上げ塗りを丁寧にすることで、汚れが付きにくくなり、また紫外線や酸性雨の影響を最小限に抑えることができるため、より長期間にわたって美しい家を保てるようになります。

 

7〜9日目 屋根の塗装

壁の塗装が終わったら、引き続き屋根の塗装工事です。
屋根塗装の工程も壁と同様、下塗り、中塗り、上塗り(仕上げ塗り)と進みます。
通常であれば、3日間で完了すると思います。

 

10日目 その他の塗装

この日が最後の塗装工程です。
具体的には、雨樋や戸袋、雨戸を塗装します。
こういった部分は、職人さんがハケを用いて手塗りします。

 

以上、外壁、屋根の他、各箇所の雑塗装が終われば、塗装工事は終了です。
最後に養生をはずし、足場を解体すれば竣工(工事完了)となります。

 

上記の工程は、一般的なもの(我が家の工事着手前に聞いていた工程)ですが、我が家の場合も概ねこんな感じで進行しました。
実際には、施工業者さんによって、あるいは物件によって多少の差はあると思います。
いずれにしても、工法や塗料については、工事契約する前の段階で、しっかりと確認しておきましょう。

 

 

 

 

→我が家の外壁塗装体験記はこちら